「飛鳥Ⅱ A-styleクルーズ~冬彩(ふゆいろ)~」
2015/01/10 横浜発
2015/01/12 横浜着(飛鳥Ⅱ2泊)
食事:朝2回、昼1回、夕2回
Contents
チェックイン
重いトランクを引きずりながら「大さん橋 国際客船ターミナル」に入ると、「飛鳥Ⅱ ご乗船受付」のディスプレイや、受付カウンターを示す看板がある。
乗船受付カウンターで乗船券を示して、カード型の「乗船証」(船内ミニマップ&ケース付)を受け取る。
この乗船証は船室のカードキーであり、船内での身分証明にもなる。船内はほぼすべてキャッシュレス。アルコールや商品の購入、有料サービスを受けた際にこのカードを提示し、下船時にまとめて精算する。
飛鳥Ⅱの乗下船はSuicaやPASMOなどの非接触型ICカードシステムと同じ。チェックインで受け取った乗船証を、乗り降りの時に自動改札機のような機械にかざすと、その行動がそれぞれ記録される。
チェックインが済むと、トランクを船室まで運んでくれると言う。乗船券と一緒に送られてきたラゲージタグに船室番号を書き入れ、トランクに括り付けられる。あとはクルーさんが船室まで運んでくれる。助かった……。
数人のクルーさんたちが出迎えのために並んでいる。彼等の前を過ぎ、自動改札機のような機械に乗船証をピッとかざして、先へ進む。電車のような自動改札を通り、飛行機のようなボーディング・ブリッジを抜ける。
すると、そこは飛鳥Ⅱのホテルで言えばフロントにあたるレセプションがある5デッキにつながっている。エレベータに乗って船室へ行く。
避難訓練
船室内で一段落していると、避難訓練のアナウンスがあった。
乗船証には、船室番号の他に救命艇番号も書かれていて、そこに書かれた番号の救命艇の下に集合。
フルネームでの点呼と、船室のクローゼットに設置されている救命胴衣の使用方法など、いろいろな説明があって、解散。救命胴衣を実際に着たりはしなかった。
出航
一旦部屋へ戻って、しばらくしてから出航のアナウンスがあった。出港時にはシャンパンや温かい飲み物が振る舞われる。(無料)
ふたたびデッキへ出ると、すでにたくさんの乗船客がシャンパングラスやカップを持って、景色を眺めている。
どこで鳴らしているのか分からないけど、ドラがガンガン聞こえる。
いよいよ出発か……
と、思っていたら、向かい側に停泊している「にっぽん丸」を先に出発させるというアナウンス。
しばらくして、にっぽん丸が静かに出航した。
間もなく、飛鳥Ⅱの汽笛が大きく響く。エンジンの回転音が段々大きくなる。まるで飛行機が滑走路を走り出す直前のように。
どこで鳴っているのか分らないが、哀愁を帯びた音楽が鳴っていた。対岸には多くの見送る人たちがいた。
こうして飛鳥Ⅱは横浜港を離れた。